April 27, 2026

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EliteSiC技術により、NIOの最新EVプラットフォームにおいて、充電時間の短縮、航続距離の延長、性能向上を実現

概要

オンセミはNIOとの長期的な協業を拡大し、同社の次世代900V電気自動車プラットフォームへの移行をサポートしています。このパートナーシップは、オンセミのEliteSiC技術を活用することで、2026年北京モーターショーで発表されるモデルを含む、NIOの最新EVラインナップの効率、性能、拡張性を向上させるものです。

ニュースハイライト

  • EliteSiC技術がNIOのフラッグシップモデルをはじめとする900V車両プラットフォームを実現
  • 高度なエンジニアリングとシステムレベルでの協業を基盤とする長年のパートナーシップ
  • オンセミの技術を採用したNIOの複数モデルが、2026年北京モーターショーで展示予定

米国アリゾナ州スコッツデール2026年4月27日 — オンセミ(Nasdaq: ON)は本日、次世代電気自動車(EV)プラットフォームの進化に向け、NIO Inc.(NYSE:NIO)との戦略的協業を拡大したことを発表しました。数年にわたるパートナーシップを基盤に両社は連携を強化し、オンセミの最新の「EliteSiC enhanced M3e」技術を活用して、NIOの400Vから900Vアーキテクチャへの移行を加速させます。

実走行における航続距離、充電、性能の向上を実現

オンセミの「EliteSiC enhanced M3e」技術は、ボディダイオード特性の改善によりスイッチング性能を向上させ、短絡耐量の高い堅牢性を維持しながらエネルギー損失(Eon)を低減します。これにより、システム出力の増大、熱性能の向上、ドライブトレイン全体の効率化につながります。結果として、ドライバーにとって以下のようなメリットをもたらします。

  • パワートレイン内の熱損失を低減することで、1回の充電あたりの走行距離が延長
  • 高速道路走行時や高負荷時でも、より力強く安定した加速を実現
  • 高電圧・急速充電システムに対応し、充電時間を短縮
  • 過酷な使用環境下でも安定した動作を可能にする設計により、長期間にわたって信頼性の高い性能を提供

長年にわたるパートナーシップが400Vから次世代プラットフォームへ進化

今回の協業拡大は、オンセミのEliteSiC技術がNIOの400Vプラットフォームをサポートすることから始まった長年にわたるパートナーシップを基礎としています。その関係は、現在戦略的かつシステムレベルの連携へと発展しています。
現在、オンセミのEliteSiC技術は、NIOの900Vアーキテクチャへの移行を支える中核技術として採用されており、最新フラッグシップSUV「ES9」をはじめ、2026年北京モーターショーで初公開となるモデルにも搭載されています。

戦略的協業と業界の方向性についての経営陣の見解

オンセミ 社長兼CEOを務めるハッサーン・エルコーリー(Hassane El-Khoury)は、次のように述べています。「電動化は、システム効率と拡張性が最重要となる新たなフェーズに突入しています。NIOとの協業拡大は、深いレベルでのエンジニアリング連携と、整合の取れた技術ロードマップが、高電圧アーキテクチャへの移行をいかに加速できるかを示す好例です。当社のEliteSiC技術を活用することで、次世代EVプラットフォームの高性能化、効率向上、そして迅速な市場投入が可能になります。」

NIOのパワートレイン部門XPTのCEO、アラン・ゼン(Alan Zeng)氏は、次のように述べています。「NIOは常に、インテリジェント電気モビリティの可能性を追求してきました。オンセミとの協業は、初期の400Vシステムから現在の900Vプラットフォームに至るまで、当社の技術ロードマップとともに進化してきたのです。オンセミのEliteSiC技術の性能と信頼性、そして緊密な技術的協業により、世界中のお客様へ、より効率的で高性能な車両を提供します。」

次世代EV技術の拡大

両社の協業は、車両の電力負荷が増大する中、自動車メーカーと半導体企業の間で、より緊密な連携が進むという、自動車業界における大きな流れを反映しています。オンセミは、システムレベルでの統合を支援することで、お客様がスケーラブルかつ高性能な電気自動車プラットフォームを、より迅速かつ効率的に市場へ投入できるようサポートしています。これにより、開発の複雑性を低減すると同時に、実行スピードの向上を可能にします。

このアプローチは、自動車メーカーが、高電圧アーキテクチャおよび高度な電動ドライブシステムへと移行する中で、ますます重要性を増しています。