2023年3月8日(ドイツ、ニュルンベルク2023年3月6日発表)- インテリジェントなパワーおよびセンシング技術のリーディング・サプライヤであるオンセミ(onsemi、本社 米国アリゾナ州スコッツデール、Nasdaq: ON)は、組み込み技術展示会「embedded world 2023」で同社の最新のサステナブルイノベーションを展示する予定です。この展示会は、開発者、システム設計者、プロダクトマネージャ、技術管理者に向けたイベントで、2023年3月14日(火)から16日(木)までドイツ・ニュルンベルクのExhibition Centreで開催されます。オンセミは、ホール4Aのブース260で展示を行います。
今年の「embedded world」のテーマは、embedded(組み込み)、responsible(責任)、sustainable(サステナブル)であり、オンセミにふさわしいテーマです。オンセミの5つの展示スペースでは、以下の4つの主要アプリケーション分野の展示を予定しています。
オンセミ
オンセミは、この展示会で以下の2つの新製品を発表し、ブースで展示する予定です。
- 先進のeHDR処理機能を搭載した8メガピクセル(MP)のイメージセンサ:この革新的な4K/8MPセンサは、厳しい照明条件下でも高品質の画像を提供できるように設計されており、組み込み型ハイダイナミックレンジ(eHDR)技術を採用しています。この技術により、120 dBという高いダイナミックレンジを持つ画像を生成できます。
- 業界最低消費電力の車載用Bluetooth® LE MCU:オンセミの低消費電力Bluetooth Low Energy(Bluetooth LE)の機能を車載市場に拡大したAEC-Q100認定デバイスは、タイヤ監視や車両アクセスアプリケーションに最適です。このソリューションは、最新の組み込みセキュリティを備えており、ワイヤレス接続の導入を検討している自動車メーカが、車両のセンシングと通信に関連する配線のコストと重量を削減するのに役立ちます。
ブースでは、オンセミの革新的な技術の主な特徴や利点を紹介する、インタラクティブなデモをご覧いただけます。ハイライトは以下のとおりです。
- マルチステーション10BASE-T1Sゲーミング:4台のステーションが10BASE-T1Sマルチドロップセグメント上でネットワークゲームを行い、もう1台のステーションでネットワークのトラフィックを監視できます。オンセミのNCN26010 10BASE-T1Sトランシーバの性能を実証するために、ケーブル配線は標準要件の2倍(25mに対して50m)になります。
- RSL15によるアセットの追跡と位置特定: RSL15 Bluetooth® Low Energyセキュアワイヤレスマイクロコントローラ が、到着角(AoA)技術を利用して、シミュレートされた環境において、アセットタグとアクティブロケータを用いたアセット追跡と位置特定を行う方法を紹介します。
- スマートマシンビジョン: オンセミの先進的なイメージセンサが、産業用途でどのような機能を発揮するかに焦点を当てた複数のデモを実施します。1つのデモでは、フル解像度の画像で非常に大きい帯域幅が必要とされても、スマートROI(関心領域)技術を使用することで、カメラがシーンの最も有用な領域に自動的にズームインできることを示します。別のデモでは、デバイスを動体検知時にのみ起動することで電力を節約する機能について紹介します。
- iTOF (Indirect Time-of-Flight): 2mと6mの2つの距離の深度マップを作成するのに、イメージセンサを使用する方法を紹介します。
- FOTA (Firmware-over-the-air): RSL15搭載機器のファームウェアを無線で更新するデモを行い、遠隔操作で動作を変更する方法を紹介します。このデモではツールの操作や更新プロセスがシンプルなことを強調します。
- EV充電: 自動車産業の将来にとって、EVを迅速かつ効率的に充電することはきわめて重要です。新しい25 kWのEVチャージャボードを展示します。
- 産業用ドライブ/ポンプ: 主要な医療機関のアプリケーションで、モータドライブ技術がどのように使用されているかについて紹介します。
- 自律移動ロボット(AMR): 最も目を引くデモになると思われるAMRは、完全に機能するロボットで、インタラクティブなコボットアームを備えています。
オンセミの展示ブース(ホール4A、ブース260) では、専門の技術者がオンセミの革新的な技術を紹介します。