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オン・セミコンダクター、 低照度向け産業用イメージング・アプリケーションの製品ラインナップを拡大
クーラーオプションを統合した新製品の8メガピクセルのIT-EMCCDデバイスが医療、科学、監視イメージングの新機能を実現
![]() 高効率エネルギーへのイノベーションを推進するオン・セミコンダクター(本社 米国アリゾナ州フェニックス、Nasdaq: ON)の日本法人オン・セミコンダクター株式会社(本社 東京都台東区)は、インターライン転送型電子倍増式の電荷結合素子(IT-EMCCD)技術を利用した新製品を投入し、産業市場における低照度イメージング・ソリューションの立場をさらに強化します。 新製品の 8メガピクセル KAE 08151イメージセンサは、同社のIT EMCCD技術を用いた2番目のデバイスであり、既存の1080p 解像度KAE 02150イメージセンサと同じサブエレクトロン ノイズ・フロアおよびイメージングの多用途性を備えています。KAE 08151は、プロ仕様の顕微鏡のイメージング・パスと一致する22ミリ対角線(4/3型光学フォーマット)により、サブルクスからブライトライトに至るイメージング範囲で使用される高解像度の顕微鏡検査および科学イメージング・アプリケーションを、直接ターゲットとしています。また、新しいパッケージング・オプションは、熱電クーラー(TEC)をパッケージ・デザインに直接組み込んだ、このファミリーのいずれのデバイスでも使用できます。このクーラーを統合したことで、これらデバイスの性能を最適化する冷却カメラの開発が効率化されます。 オン・セミコンダクターのイメージセンサグループの産業ソリューション部門副社長 兼 ジェネラルマネージャであるハーブ・エルハルト(Herb Erhardt)は次のように述べています。「IT EMCCD 技術の性能と柔軟性をうまく組み合わせることにより、主要な産業用イメージング・アプリケーション全体の低照度イメージングに、大きな恩恵をもたらします。カメラメーカーの統合プロセスを簡単にする新しい解像度およびオプションを備えた製品ポートフォリオを拡大することで、エンドユーザーは、この独自技術の恩恵をさらに享受できるようになります」 IT EMCCDデバイスは、2つの確立されたイメージング技術を独自のアウトプット構造で組み合わせることにより新しいクラスの低ノイズ、高ダイナミックレンジのイメージングを可能にします。インターライン転送型CCDは、超高効率電子シャッターにより高画質と均一性を実現していますが、この技術は全体的なノイズ・フロアが出力されるため、必ずしも超低照度メージングに適していません。逆に、EMCCDイメージセンサは、低ノイズイメージングには優れていますが、従来は限定されたダイナミックレンジの低解像度デバイスでのみ利用できました。この2つの技術を組み合わせることにより、EMCCDの低ノイズアーキテクチャをマルチメガピクセル解像度のイメージセンサへ初めて拡張できるようになりました。また、革新的なアウトプットデザインにより、標準CCD(低ゲイン)とEMCCD(高ゲイン)のアウトプットを1回の画像取得により両方利用できるため、1つの画像で太陽光から星の輝きまで、シーンの検知を広げることができます。 KAE 08151は、CPGA-モノクロおよびベイヤーカラー設定ができるデバイスを155パッケージで現在サンプル出荷中で、TECを組み込んだサンプルは2017年第1四半期のリリースを予定しています。KAE 02150は、すでに量産中で、TECを組み込んだCPGA-143パッケージ品をサンプル出荷中です。すべてのパッケージ・オプションはRoHS対応です。いずれのデバイスも、11月8日~10日にドイツのシュトゥットガルトで開催される2016 VISION見本市において、オン・セミコンダクターのブース(1C32)で展示されます。 Follow @onsemi_jp オン・セミコンダクターについて # # # オン・セミコンダクターおよびオン・セミコンダクターのロゴは、Semiconductor Components Industries, LLCの登録商標です。本ドキュメントに記載されている、それ以外のブランド名および製品名はすべて、各所有者の登録商標または商標です。オン・セミコンダクターは、本ニュースリリースで同社Webサイトを参照していますが、Webサイト上の情報はここには記載されていません。 |